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杖を使っている方へ ここだけは点検してください

当施設の通所リハビリテーションを利用している方の中には、杖を使う方も多くいらっしゃいます。
杖は、歩く時に身体を支え、バランスをとる便利な道具です。


ご家庭でリハビリのために杖を使用して歩行訓練をしている方もいらっしゃると思います。
杖は丈夫ですが、安全に安心して長く使うためには、時には点検することが必要です。



そこで、皆さんが使っている杖をたまには点検してみてはいかがでしょうか。
杖にも種類がありますが、今回は、伸縮ステッキリハビリ用T字杖について、
点検のポイントをお伝えします。


まず、杖を裏返して先端についているゴムを見てみましょう。

正常な杖は、溝がはっきり見えます。
正常な杖は、溝がはっきり見えます。

ところが、

溝がなくなっていたり
溝がなくなっていたり

亀裂が入っていたり
亀裂が入っていたり

磨り減っていたり
磨り減っていたり

していませんか。


杖は、ゴムの溝と弾力性で地面をしっかりと捉え、身体を支えてくれます。
経年変化でゴムは劣化します。
ゴムがすり減ったり、硬くなったりしていると、地面についた時に杖先がすべることがあります。
杖を使う方は、ある程度体重をかけて使いますので、杖先がすべると転倒することにつながるのです。
杖そのものは長く使えますが、ゴムは消耗品です。時々点検することをお勧めします。

また、伸縮用のロックナットも大切です。

正しい位置は、上部でしっかり固定されています
正しい位置は、上部でしっかり固定されています

緩んで落ちて下がっている
緩んで落ちて下がっている

ところが、上の画像のようだと不安定になり転倒のおそれがあります。


杖先のゴムや高さを調節するネジ部分をぜひ点検してください。
歩く時に役立つ杖、長く便利に使っていただければと思います。

更新日:2023-12-28
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